「ブレンダンとケルズの秘密」の監督トム・ムーア作品、
「ソング・オブ・ザ・シー」の感想です。
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あらすじ!アイルランドの海辺に住む少年ベンの母は、妹を生んで海の彼方へ姿を消してしまっていた。実は海に入るとアザラシに姿を変える”セルキー”だった母。その血を継ぐ、妹シアーシャの身にも変化が訪れていた・・・。
見どころトム・ムーア監督ということで、今回も美しい作品。購入した海外盤BDでの視聴です。
物語も昔から伝わる話という感じで良いですね。冒頭から美しい絵と音楽で、どんどん物語に引き込まれました。登場人物の優しい大人たちの声や、幼いけど力強い子供たちの声も素晴らしいです。
キャラクターデザインもやっぱりかわいいですね。曲線的で真ん丸お目目なデザインはもちろん、ちょっとした仕草も本当に生き生きしていました。シアーシャのトテトテ歩く感じとか超キュートです。
寂しさから妹に強く当たるお兄ちゃんのベンですが、どんどん弱っていくシアーシャを守るベンにグッと来ますね。赤青の3Dメガネを掛けてヒーローになる瞬間も好きです。
最後は家族が幸せそうに笑ってる姿を見て本当に泣きました。ベンの意地悪をシアーシャがやり返す、という誕生日ケーキのくだりは、家族の絆が深まった感じがあってグッときました。
悪役的に出てくるフクロウのおばさんも、寂しさがあって好きです。ビジュアルはジブリ作品に出てきそうな感じ造形ですね。兄妹だけでなく、出てくるキャラクターがみんな良いです。
全体的にジブリっぽい雰囲気もありますが、3次元的な絵のジブリ作品とは違ってこちらは平面的なビジュアルになってます。”まんが日本昔ばなし”に近いですかね。
隅々まで模様のようにデザインされた世界で、色使いも美しくてそれだけで見る価値があります。
ということで、絵も歌も音楽も美しくて、キャラクターも可愛くて良かったです。ぜひ、劇場で観たい作品です!
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